
30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)
本田健
きずな出版 / 2010-09
この本について
30代に入ってから、「このまま今の働き方でいいのかな」とか、「なんとなく自分の限界が見えてきた気がする」とか、理由ははっきりしないのに落ち着かない感じが続くこと、ありますよね。周りを見れば順調そうに見える人ばかりで、でも自分は何に投資すべきかもよく分からない。そんなモヤモヤを抱えているときに、この本は少し現実的な光を当ててくれる感覚があります。 読んで印象的だったのは、30代という時期を「もう手に入らないものが見えてくる年代」としつつも、それを悲観ではなく“選択できる幅がまだ残っている年代”として描いているところです。たとえば、自分が元気になるパターンを知ることとか、付き合う20人を意識して選ぶこととか、すぐに変えられるのに意外と放置していた部分に手を入れるだけで、仕事や人間関係の流れが変わるかもしれない。そういう“小さな軌道修正”の大事さを、やわらかく教えてくれます。 もう一つ、この本が効くのは、「どこで生きていくのか」を決めきれずにいる人に対して、完璧な答えを迫らないところです。とりあえず一つ選んで、違えばまた動けばいい。そのくらいの姿勢でいないと、30代はあっという間に固定化してしまう、と。大きく人生を変えるというより、自分の感じ方や選び方を定期的に見直すきっかけになる本だと思います。 特に、今の仕事が好きかどうか自分でもよく分からない人、あるいは「まだ間に合ううちに方向を決めたい」と感じている人には刺さります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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