
口語訳聖書
日本聖書協会
BOLD RAIN / 2016-05-03
この本について
仕事でも生活でも、自分の判断に自信が持てないときってあります。正しさを探しているのに、状況は動かず、むしろ試されているように感じることさえあると思います。今回の抜粋を見ていて感じたのは、読者の方が惹かれているのは「圧倒的な出来事の中でも、人がどう振る舞い、どう受け止めたのか」という、人間の根っこの部分でした。 口語訳聖書は、壮大な物語というより、「迷いながら進む人間の姿」を淡々と描いてくれます。ノアが何度も鳩を放ち、水が引いたかどうかを自分の目で確かめようとする場面は、待つしかない時期の落ち着かなさをそのまま映しているし、ヨブが「幸を受けるなら災も受けるべきではないか」と語る姿には、理不尽を前にしたときの人間の揺れがにじんでいます。誰かが強く導いてくれるというより、先人の迷い方を見て、少しだけ呼吸が整う感じに近いです。 また、読者が保存していた箇所には「従うことは犠牲にまさる」「互いに励まし合いなさい」「主は心を全うする者を支える」など、行動に落とし込めるシンプルな姿勢が多く含まれていました。状況が変わらなくても、自分の振る舞いをどこに置くかで世界の見え方が変わる。そんな小さな軸を持ちたい人に向いています。 日々の判断に疲れてしまったとき、正しさよりもまず「どう在るか」をそっと整えてくれる一冊だと思います。こんな人に刺さるのは、強さではなく“姿勢”を探している人です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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