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人生の旅をゆく

人生の旅をゆく

よしもとばなな

幻冬舎 / 2016-02-09

累計読者数5
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約3時間12分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 34%

この本について

仕事に追われている時期って、つい「効率よく動かなきゃ」「時間もお金も無駄にできない」と身を縮めてしまいがちです。人間関係でも、相手の不在や不親切を前提に身構えてしまう瞬間があったりして、なんとなく世界が小さく見えてしまう。僕もよくその状態に陥るのですが、そんな時にふっと心が広がったのが『人生の旅をゆく』でした。 この本は、旅の思い出や食べ物の味、誰かのたたずまいといった一見ささやかな出来事が、実は人生の感度を大きく変えてくれることを静かに思い出させてくれます。例えば、お金の心配を抱えつつも「まずくて安いもので生き延びるだけなら意味がない」と語る場面は、贅沢をしようという話ではなく、時間と気持ちにけちけちしない姿勢を持つだけで、日常が少し明るくなるという話なんですよね。また、「生き生きしている時は愛情も増える」という言葉も、無理にポジティブになれと言うのではなく、心が開いている瞬間にだけ見えてくる世界があることを思い出させてくれます。 何より刺さったのは「思い出は自分だけのものすごい財産だ」という視点でした。どんなに好きでももう行けなくなる場所がある、だから今日の一瞬をちゃんと拾っておこうという感覚。これは旅をしなくても、日常の中で味わう空気や人の表情にも当てはまるなと思います。閉じこもりがちな時期ほど、少しだけ外の世界に心を開くためのきっかけになるはずです。 自分の世界が最近ちょっと固くなってるな、と思う人に特に届く本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

育児も家事も、小説執筆も社長業も忙しくて心がなくなりそうだった時。陶器のカップの美味しいコーヒーを車の中に持ち込み飲んでみたら、新しい風が吹いてきた――。人生は思い通りにならないけれど、一つ普段と違うことをしてみると、異なる景色が見えてくる。自分なりの人生をカスタマイズすることの歓びが見つかり、しなやかで丈夫な心が育つ。
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