
世界最高位のトップセールスマンが教える 営業でいちばん大切なこと
小林 一光
SBクリエイティブ / 2011-02-15
この本について
営業をやっていると、「自分ではどうにもできないこと」に振り回されてしまう日ってありますよね。今日こそ決まると思ったのに断られたり、逆に手応えがなかった商談が突然動いたり。こちらの努力と結果が、まっすぐにつながってくれない感じ。あのモヤモヤ、どう扱えばいいのか分からなくなることがあります。 この本が面白いのは、「結果そのものはコントロールできない」という前提からスタートしているところです。だからこそ、見込み客を見つけて、アポを入れるまでの“入口の部分”だけに全力を注ぐという考え方がすっと入ってきました。売るかどうかは相手の気持ち次第だけど、会う人数は自分で動かせる。ここが割り切れてくると、営業のストレスがかなり減ります。さらに、「買うかどうか分からない人」を育てていくという視点も、数字に追われている時ほど抜け落ちやすいので、読みながらハッとしました。 もう一つ刺さったのは、「感情に働きかけるのは営業マンの役割」という部分です。商品を説明するだけでは人は動かないし、決断を迫られるほど逃げたくなる。その前提を踏まえたうえで、押しすぎず、引きすぎず、まずは“会える数”を増やすという基礎に立ち返る姿勢がすごく現実的でした。スキルよりも量で勝負していた、という話も妙に救われます。 数字に振り回され続けて疲れている人、結果を自分のせいにしがちな人には特に刺さると思います。営業の「しんどさ」を一度リセットして、どこに力を置けばいいのかが見えやすくなる一冊でした。
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