
自力で目標達成できる「ヨミ表」マネジメント
亀田啓一郎
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-10-16
この本について
営業の数字って、月末にバタつきながら「どうにかならないかな…」と頭を抱えることが多いですよね。報告会で不足分が見えても、残り数日でできることなんて限られていて、結局はお願い営業に頼りがち。やる気がないわけじゃなくて、そもそも“先が読める仕組み”がないまま走らされている感じに近いと思います。 この本が面白いのは、そんな行き当たりばったり感を「性格の問題」ではなく、「見通しの構造がないから」と切り取っているところです。受注予定日を明確に置くことで、お客様との合意を引き出す行動が自然と増えたり、目標との残差がリアルに見えることで“どの案件を前に進めればいいのか”がようやく腹落ちしたりする。数字入力を目的化させず、日々動きのない案件は削る運用を徹底することで、商談の鮮度と判断の精度も上がっていく。どれも劇的に難しいことではなく、「営業の思考が勝手に前倒しになる仕掛け」を整えるだけなんですよね。 読んでいて特に刺さったのは、営業を“ミニ経営者”として育てるという考え方です。立場が変わるわけではないのに、確度・時期・金額・次の一手を常に意識するだけで、視界の解像度が一段上がる感覚がある。自分の数字をどう積むかを自分で考えられるようになると、無駄な焦りも減って、商談の進め方が落ち着いていきます。 「毎月の数字に追われているのに、打ち手の優先順位が見えない」と感じている人にはかなり刺さると思います。構造を整えるだけで、営業の一日がこんなに変わるのか…と静かに効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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