
痩せない豚は幻想を捨てろ
テキーラ 村上
KADOKAWA / 2019-11-28
この本について
ダイエットって、やればいいのは分かってるのに、いざ動こうとすると言い訳だけは天才的に出てくる…みたいな瞬間、けっこうありますよね。食事を少し減らしただけで「全然変わらない」と焦ったり、停滞期に入った瞬間に「もう向いてないのかも」と落ち込んだり。頭では理解してるのに体がついてこない、あのモヤモヤにずっと悩んでいました。 この本が面白いのは、ストイックな理論を語るというより、読者がつい逃げ込みがちな思考をズバッと切ってくれるところです。例えば「空腹を語る資格はない」とか「理想に近づくのは今この瞬間だけ」とか、一見キツい言葉なんですが、不思議と変なプレッシャーはなくて、むしろ“余計な幻想を捨てるとこんなに身軽なんだ”と気づかされます。そして、具体的にどう動くかまで落としてくれるのがありがたい。水の飲み方ひとつでも「30分おきにコップ1杯」とか、「自宅なら1種目でも12セットまでやれば十分効く」とか、行動に落とし込める指示が多いんです。 もうひとつ刺さったのは、“スピードを求めすぎる自分”への向き合い方。停滞期は必ず来るし、筋トレしたらむくむこともある。そこまで含めて普通なんだ、と知るだけで気持ちがラクになりました。焦りよりも「平均値を整える」方が大事という話も、日常の食事に落とし込みやすい感覚でした。 勢いのある文体だけ見ると合う合わないが分かれそうですが、「どうしても動けない自分を変えたいけど、優しい言葉ではピンと来なくなってきた人」にはちょうどいい距離感だと思います。読んだあと少しだけ、自分の行動スイッチが押しやすくなる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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