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アメーバ経営 (日本経済新聞出版)

アメーバ経営 (日本経済新聞出版)

稲盛和夫

日経BP / 2017-09-01

累計読者数36
平均ハイライト数 14.5件/人
推定読了時間 約2時間55分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

仕事をしていると、「結局この数字って何を意味しているんだろう」「自分のチームはどこに手を入れるべきなんだろう」と、目の前の業務と経営のつながりがよく分からなくなることがありませんか。特に管理職でも現場でも、採算や組織の話になると一気に霧がかかったような感覚になる。僕もずっとそのあたりが苦手で、数字を見るたびにどこか他人事でした。 『アメーバ経営』は、その霧を少しずつ晴らしてくれる本でした。抜粋を読むと、多くの人が保存したのは「数字と現場のつながり」「人の育て方」「経営理念が日々の仕事を支える」という3つの軸。例えば、現場に通い続けることで数字の裏側が映像のように浮かぶという話は、採算表を“評価の道具”ではなく“現場を映す鏡”として使えるという発想の転換をくれます。また、新規事業はチャンスよりも人材ありき、という徹底した考え方は、僕らがよくやりがちな「とりあえずプロジェクトを走らせる」姿勢にブレーキをかけてくれます。そして、苦しい状況でもメンバー同士が支え合い、いつの間にか“経営者の視点”に近づいていく姿は、自分のチーム運営にも置き換えやすい感覚がありました。 経営の話に見えて、実際は「チームをどう動かすか」「自分の仕事をどう捉えるか」に直結する内容が多いので、小さな組織を預かっている人や、数字と現場のつながりをつかみたい人には特に刺さると思います。読んでいるうちに、採算や組織の仕組みが“遠い世界の話”じゃなく、日々の仕事と地続きなんだという実感がついてきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

全社員が自らの意思で採算をつくり、持てる力を最大限発揮する。 日本航空を再生させた「全員参加経営」の極意。 累計30万部のベストセラー『アメーバ経営』の実践編。 「日本航空に着任してすぐ『現在の経営実績はどうなっているのですか』と質問したが、なかなか数字が出てこない。また、いったい誰がどの収支に責任を持っているのか、責任体制も明確でない。(中略)そこで、アメーバ経営によって、部門別・路線別・路便別の採算がリアルタイムに見えるようにした。アメーバ経営があれば、それぞれのアメーバの責任者が中心となり、部門の収益性を高めるために創意工夫を重ねていくことができる」(本文より) アメーバ経営を導入し、高収益企業に生まれ変わった日本航空では、「部門別」「路線別」「路便別」の採算をリアルタイムでとらえる仕組みができたことで、需要に応じて臨機応変に機材を変える、臨時便を飛ばすなど、さまざまな創意工夫が現場で生まれています。自部門の実績がわかれば、少しでも採算をよくしようと皆が懸命に取り組むようになる。これこそが「全員参加経営」の極意です。 アメーバ経営では、それぞれの組織が持つ「機能」を最大限発揮できるように、会社全体を「アメーバ」と呼ぶ独立採算の小集団に分けて経営をガラス張りにします。製造部門や営業部門の利益責任を明確にすることで、全社員の採算意識を高めます。家計簿のようにシンプルな収支表を用いて全社員の創意工夫を促します。 そのためには、精緻な管理会計の仕組みはもちろん、それに合致した社内制度の構築が、そして何より、経営トップの強い情熱と哲学(フィロソフィ)の浸透が不可欠です。 「経営というものは、月末に出てくる採算表を見ておこなうのではありません。細かな数字の集積であり、毎日の売上や経費の積み上げで月次の採算表がつくられるのですから、日々採算をつくっているのだという意識を持って経営にあたらなければなりません。日々の数字を見ないで経営をおこなうのは、計器を見ないで飛行機を操縦することと同じです。(中略)日々の経営から目を離したら、目標には決して到達できません」(本文より) 社員ひとりひとりの思いや能力が十分に生かせなくなっている。このことが、長期にわたる日本経済低迷の根本的な要因のひとつとなっているのではないでしょうか。経営者や一部の幹部、エリートだけで経営をしていくことには限界があります。事業を伸ばすためには、すべての社員に経営に参加してもらい、全員の力を結集していくことが不可欠です。 本書は、製造業はもちろん、医療機関や外食チェーン店などサービス業の事例もまじえ、全員参加経営を実現するための方法――アメーバ経営を実際に機能させるためには何をしなければならないのかを明らかにします。
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