
燃える闘魂
稲盛和夫
プレジデント社 / 2016-09
この本について
うまくいかない時期が続くと、「もう少し楽な目標にしておけばよかったかな」とつい弱気になったりしますよね。自分でも気づかないうちに、最初に掲げた目的をぼかしてしまう感じ、僕もよくあります。ただ、そこで流され続けると、どこかで組織も自分も“勝ち方”を失ってしまう。そんなときにこの本を読むと、背筋を軽く伸ばされたような感覚になります。 稲盛さんの言葉は決して精神論だけではなく、「不況だからこそ従業員との絆を強める」「経費を削り体質を整えて好況に備える」といった具体的な行動に落ちています。そして多くの読者が保存していたのが、第八条の“燃える闘魂”。これは気合いを入れろという話ではなく、どんな逆風でも一度決めたことを下げずに持ち続ける意志の扱い方に近い。特に、「新しき計画の成就は不屈不撓の一心にあり」という天風氏の言葉をどう経営の現場で使っていたのかが、妙に実務的で腑に落ちました。 目標を下げたくなる瞬間ほど、自分の“ものさし”を問われる。そんな当たり前を丁寧に思い出させてくれる本です。今の状況をなんとか越えたい経営者やリーダー、そして個人として踏ん張りどころにいる人に静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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