
自傷行為の理解と援助
松本俊彦
累計読者数10
平均ハイライト数 34.4件/人
推定読了時間 約5時間2分
star総合評価 69/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%
この本について
つらそうにしている人が近くにいても、どう声をかければいいのか分からないまま時間だけが過ぎることがあります。本人も家族も、心配なのに言葉が見つからず、結局「何もできていない気がする」という重さだけが残る。自傷のことになると、なおさら踏み込みづらくて、正解のない迷路に入り込んだような気分になる人は多いと思います。 この本が助けてくれたのは、自傷を「怖いもの」や「説明不能な行動」として距離を置くのではなく、身体と心のメカニズムとして理解できるようにしてくれたところでした。衝動がどう生まれるのか、生物学的な感覚の変化や、反復してしまう理由が具体的に書かれていて、行動そのものよりも、その前後にある感情や解離の影響に目を向けられるようになったのは大きかったです。また、叱責も放置も逆効果になる理由や、「正直に話せたこと」をまず支える姿勢など、日常でどう関わればいいのかが現実的に示されていて、極端な解決策に走らずにすむ安心感がありました。 自傷に触れている人だけでなく、「つらいと言えないまま抱えこむ人」について知りたい人にも刺さる本だと思います。自分の関わり方に迷ったとき、一度ここに立ち返ると、少しだけ視界が広がるはずです。
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出版社による紹介
若者たちはなぜ自傷行為をするのか―自傷行為とは、「身体の痛み」で「心の痛み」にフタをすること。彼らが切っているのは皮膚だけではない。生き延びるために、つらい感情を意識から切り離しているのだ...。自傷行為の正しい理解と対応について具体的な提案をする実践書。
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