
自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント
松本俊彦
累計読者数6
平均ハイライト数 30.7件/人
推定読了時間 約5時間23分
star総合評価 72/100
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この本について
自分の気持ちがうまく扱えない時、気づいたら同じパターンで自分を傷つけてしまうことってありますよね。やめたい気持ちと、でもその瞬間だけは楽になる感じのあいだで揺れて、誰にも説明できなくて、結局ひとりで抱え込む。あの孤独さは、経験した人にしか分からないと思います。 この本は「強くなれ」とか「気持ちを切り替えろ」とは言いません。むしろ、自傷がどんなふうに“正気に戻るための行動”になってしまうのか、どんなきっかけで衝動が高まるのかを、現実的で具体的な形で示してくれます。たとえば、トリガーの探し方や、自分を危険に向かわせる物質との距離の置き方、切りたくなった直前の思考や体の感覚を丁寧に見ていく方法など、「その瞬間に何が起きているのか」を把握する手がかりが多いのが特徴です。また、置換スキルのように、いきなりやめるのではなく“少しずつコントロールを取り戻す”ための具体的な練習が紹介されているのも助かります。 自傷を「アピール」だと誤解されがちな社会の中で、この本はその反対である孤立した対処としての側面をはっきり言語化してくれるので、自分の感覚が間違っていなかったと感じられる人も多いはずです。誰かに正直に話すことの難しさや、関係性の中で傷つく理由にも触れていて、ひとりで抱える前提から少し離れられます。 「やめたいのにやめられない理由を、自分の言葉で説明できないまま苦しんでいる人」に静かに刺さる本です。
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出版社による紹介
自分を変えたい人へ―第一人者の精神科医が「診察室で伝えていること」をやさしく語ります。
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