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哲学マップ (ちくま新書)

哲学マップ (ちくま新書)

貫成人

新書館 / 2004-07-10

累計読者数24
平均ハイライト数 30.9件/人
推定読了時間 約4時間56分
star総合評価 69/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

仕事や人生で判断に詰まったとき、「そもそも自分は何を前提に物事を見ているんだろう…」というモヤモヤが出てきませんか。目の前の問題は現実的なのに、その手前にある「世界の見え方」が自分でもよく分からない。僕はそこがずっと引っかかったままでした。 『哲学マップ』は、そういう曖昧な感覚に少し輪郭を与えてくれました。たとえば、カントやデカルトが世界の捉え方をどうひっくり返したのかを追うと、日常で自分が無意識に使っている“物の見方のクセ”が浮き上がります。また、複雑系やオートポイエシスの話に触れると、「社会や組織が何か巨大な仕組みによって動いているように見えても、実は偶然と相互作用の積み重ねにすぎない」という冷静さが生まれます。人間の行動やキャリアの流れも、あらかじめ決められた構造に従っているわけじゃない、と気づけるだけで、焦りが少し落ち着きました。 そして、サルトルやニーチェの部分にくると、「自由すぎる世界に放り出されてしんどい」というあの感覚に、名前と歴史が与えられます。自分のモヤモヤが“個人の弱さ”ではなく、人類が長く向き合ってきたテーマの延長にあることが分かると、変に気負わなくてよくなるんですよね。 哲学を専門的に学びたいわけじゃなくても、「いまの自分の立ってる場所を言語化したい」という人に向いている本です。読んでいて気軽とは言えませんが、目の前の悩みを少し後ろから照らしてくれる距離感がちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「哲学を学んでみよう」と思い立ったはいいが、そのあまりの多様さと難解さにひるんでしまう人も多いはず。しかし、それぞれの哲学者をほかの哲学者とのかかわりにおいて眺めてみると、「なぜそれが問題になるのか」「どうしてそういう考え方をするのか」という哲学の勘所が見えてきます。古代ギリシアから現代哲学まで、西洋形而上学から東洋思想までを網羅し、哲学を「思考の道具」として徹底活用するための実用ガイドブック。
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