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生殖医療はヒトを幸せにするのか~生命倫理から考える~ (光文社新書)

生殖医療はヒトを幸せにするのか~生命倫理から考える~ (光文社新書)

小林 亜津子

光文社 / 201403

累計読者数3
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star総合評価 54/100
start序盤集中型
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この本について

家族のあり方や「生まれてくる命」をどう考えればいいのか、頭のどこかでずっとモヤモヤしている人は多いと思います。制度も価値観も揺れているなかで、自分の考えをどこに置けばいいのか分からなくなる瞬間、ありますよね。僕もそうで、この本を読んでようやく少し輪郭がつかめた感覚がありました。 たとえば、日本では婚外子が極端に少ない理由や、意図的にシングルマザーになる女性が増えている背景が、数字とともに淡々と語られます。誰が正しいとかではなく、「そもそも前提がこんなに違うんだ」と気づけるだけで、家族観の押し付けられ感が少し薄れました。また、着床前診断を巡る議論も、技術の良し悪しではなく、何を選ぶことになるのか、どんな違和感が生まれるのかを具体的に描いてくれます。受精卵を“選ぶ”という行為が持つ重さを、感情論でなく整理して理解できたのは大きかったです。 さらに、医療は誰のためにあるのかという問いが、シングル女性や同性カップルのDI利用の話から立ち上がってきます。自分が当事者でなくても、「社会的不妊」という考え方を知ると、線引きの難しさに向き合わざるを得なくなりました。 家族、再生産、医療倫理について、白黒つけられないまま考えている人に刺さる一冊です。

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