
父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)
河合隼雄
講談社 / 2004-11-21
累計読者数8
平均ハイライト数 34.1件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 74/100
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この本について
親や家族のことって、いざ考えようとすると「結局どう向き合えばいいんだろう」と手が止まることがあります。子どもとの距離感だったり、自分の育ち方の影響だったり、理屈では説明しづらい感覚が残ったまま大人になってしまう感じです。私もずっとそこが引っかかっていました。 この本は、そんなモヤモヤに対して「昔と今で前提が変わりすぎている」という視点を差し出してくれます。努力すれば報われるはず、自由に育てればうまくいくはず、と信じていた価値観が揺れている今の日本で、父性や母性がどう働くのかを落ち着いて整理してくれる。たとえば、子どもが不登校になった時に「だめだ」と決めつけず、なぜそう起きているのかを家族で考える姿勢とか、対話を避けて形だけ整えようとする罠に気づけるところとか、読みながら自分の家族の風景に何度も引き寄せられました。 個人的には、「自立はできても孤立はできない」という言葉が残りました。家を出ることと、家族との関係を断つことは同じではないし、そのあいだをどう歩くかは誰も教えてくれない。だからこそ、自分の居場所を“ポスト”ではなく“人間として”つくり直す必要があるという指摘が、今の親世代にも子ども側にも響くはずです。 家族に対して、なんとなくずっと違和感がある人、自分の育て方や距離感に迷っている人にはとくに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
大きくゆらぐ家族関係。家族を救う力とは? いま、父親にできること、母親に望まれること、子どもが求めていることがわかる本。
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