
ユングの生涯 (レグルス文庫)
河合隼雄
第三文明社 / 1978-10-25
累計読者数11
平均ハイライト数 16.3件/人
推定読了時間 約2時間22分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも人間関係でも、「頭ではわかるのに、自分の内側がついてこない」という感じ、けっこうありませんか。理解できないまま放置してしまうと余計にしんどくなるのに、どこから手をつければいいのかも曖昧なままになる。僕も同じで、考えすぎて動けなくなるタイプです。 『ユングの生涯』を読むと、あのユング自身が“理解できないことに耐えられない”と語り、悩みそのものに向き合うために自分の無意識を探り続けていた姿が出てきます。統合失調症の患者の妄想に「意味」を見いだした話や、フロイトの教義をそのまま飲み込まず、自分の体験を基準に考え直していく姿には、一つの正解に寄りかかれない人間のリアルさがあります。迷ったときに“とりあえず自分の内側に耳を澄ませてみる”という最低限の足場を作ってくれる感じがあるんです。 ユングがあれだけの才能をもちながら、孤独や葛藤を抱え、自分の個性化の道を手探りで歩いていたことを知ると、悩みを抱えている自分を少し許せるようにもなります。理解できないものを怖がらず、まず「何とか理解しよう」とする態度だけなら、今日からでも真似できます。 自分の内側と外側のズレに振り回されている人に、特に刺さると思います。
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出版社による紹介
分析心理学の形成過程とその意義を解明しつつ描くユングの全生涯。「この仕事によって、筆者は自分の依って立つユング心理学を再検討し、自分の今後の方向づけを得られたようにも感じている」──50代の河合隼雄が自らの留学経験をもふまえて執筆した労作。
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