
無意識の構造 改版 (中公新書)
河合隼雄
累計読者数19
平均ハイライト数 14.3件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%
この本について
最近、うまく説明できない不安やイライラがふいに湧いてきて、「これって何が元なんだろう…」と立ち止まることが増えました。考えても答えが出ないときほど、自分でも気づかない“深いところ”が動いているのかもしれません。ただ、その正体が見えないからややこしいまま残るんですよね。 河合隼雄『無意識の構造』は、その見えない部分を無理に言語化してスッキリさせるというより、「ここにはそういう力が働いているかもしれない」という手がかりをくれる本でした。劣等感が強くなるとき、なぜ特定の分野だけ妙にこだわってしまうのかとか、他人を助けたくて仕方ない気持ちの裏に隠れた願望とか、普段スルーしがちな心の動きをそっと拾ってくれる感覚があります。また、退行が必ずしも悪いわけではなく、創造の源になることもあるという視点は、行き詰まりを“破綻”ではなく“戻って作り直すプロセス”として見られるようになって少し楽になりました。 自分の中の矛盾や弱さを「これも心の構造の一部なのかもしれない」と受け止められるようになりたい人に向いています。無意識を完全に理解することはできなくても、その輪郭が見えるだけで、日常のつまずき方が少し変わる一冊でした。
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出版社による紹介
私たちは何かの行為をしたあとで「われ知らずにしてしまった」ということがある。無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者は、種々の症例や夢の具体例を取り上げながらこの不思議な心の深層を解明する。また、無意識のなかで、男性・女性によって異性像がどうイメージされ、生活行動にどう現れるのか、心のエネルギーの退行がマザー・コンプレックスに根ざす例なども含めて鋭くメスを入れる。
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