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ゼロから始めるジャック・ラカン ――疾風怒濤精神分析入門 増補改訂版 (ちくま文庫)

ゼロから始めるジャック・ラカン ――疾風怒濤精神分析入門 増補改訂版 (ちくま文庫)

片岡一竹

累計読者数11
平均ハイライト数 29.2件/人
star総合評価 70/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

最近、自分の気持ちを言語化しようとすると、かえって混乱したりしませんか。考えても考えても霧が晴れない感じで、「結局、何に引っかかっているのか分からないまま日常だけが進んでいく」というあの感覚です。僕もよくそこで足が止まります。で、自己分析っぽいことをやってみても、大して変わらないまま終わることが多いんですよね。 この本は、その「堂々巡りの理由」を無意識や《他者》という視点から丁寧に説明してくれます。効率よく問題を解決する方向ではなく、むしろ“自分がいつも見ないようにしていた場所”を別の角度から照らしてくれる感じです。連想がどこへ向かうかを少しずらすこと、言葉が勝手に生む意味の作用に気づくこと、そして「無理なことは無理だ」を受け入れるとはどういう体験なのか。どれも日常で起きているのに、普段の考え方ではなかなか捉えられないポイントばかりでした。 読みながら、自分の違和感の背景にある“欲望の歴史”に目を向けるとはこういうことなのか、と何度も立ち止まりました。治すとか前向きになろうとかではなく、ただ自分の内側で起きている動きを別の秩序で見直すための本です。自分の悩みを「正解探し」で処理するのに疲れた人には、特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現代思想における震源地であるラカン。その核心に実践臨床という入射角から迫る超入門の書。『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。解説向井雅明 千葉雅也氏推薦 「まず最初に読むべきラカン入門書です。」 二十世紀における思想的な震源地のひとつであるラカン。その理論は、思想としての側面と、実践臨床としての側面の二面性をもち、両者が渾然一体となっていることに難しさがある。本書は、著者みずからの精神分析の体験にもとづき、実践臨床の側面からラカンの本丸に迫る。ラカンの核心を読み解く超入門の書、『疾風怒濤精神分析入門』増補改訂版。 解説向井雅明
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