
対話するプレゼン――ロジカルなプレゼンより100倍説得力が増す方法
岩下 宏一
ダイヤモンド社
この本について
プレゼンの準備をしていると、「話す内容は作り込んだのに、相手の反応を読む余裕がない」「資料ばかり見てしまって、会話にならない」といったモヤモヤがよく出てきます。自分もまさにこのパターンにはまりがちで、話し終わった後に「結局、相手が何を気にしていたのか掴めなかったな…」と反省することが多かったです。 この本が助かったのは、プレゼンを“説明の場”ではなく“対話の場”として組み立て直す視点をくれたところでした。例えば、相手を見る時間を意識的に増やすだけで、うなずきや表情の変化から次に話すべき方向が自然と決まっていきますし、あえて途中で道がそれても、最終的に本筋へ戻るための考え方が整理されているので、不思議と落ち着いて進められるようになります。また、背景→問題→原因→解決策のように、対話を迷子にさせないための流れが具体的に示されているのもありがたかったです。 資料づくりについても、「まず全体の流れ」「目次は地図」「詳細は詰め込みすぎない」といった現実的なコツばかりで、作り込みすぎて固くなる自分にはちょうどよかったです。相手の“いま気になっていること”を拾う前提で作る資料は、どういうページタイトルにするべきか、どこを削るべきかが決まりやすく、プレゼンの準備が以前よりラクになりました。 一方で、この本は「気持ちよく話したい人」よりも、「相手と一緒に考えるプレゼンをしたい人」に向いていると感じます。説明の上手さよりも、相手の反応に丁寧に向き合いたいタイプ――そんな人にはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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