
出口の国語 話し方編 (impress QuickBooks)
出口 汪
インプレス(Impress Corporation) / 2014-04-11
この本について
人と話していて、「結局なにを言いたかったんだろう…」と自分でも分からなくなるときがあります。会議で意見を伝えるときも、友人との雑談でも、言葉の順番ひとつで相手の受け取り方がまったく変わるのに、その“順番”がよく分からないまま場に出てしまう。そんなモヤモヤを抱えたまま、私もずっと話してきました。 『出口の国語 話し方編』を読んで印象的だったのは、話すことを特別な才能ではなく「構造の理解と練習」で整理してくれるところです。たとえば、会話は最初に話題を出し、次に主張、その理由や具体例と続けるだけで格段に伝わりやすくなるという指摘。実際、仕事で説明するときにこの順番を意識するだけで、相手の表情が変わるのを感じました。また、人は同時に複数のことを理解できないから、ひとつの会話で主張はひとつに絞るという考え方も、余計に盛り込みがちな自分にはすごく効きました。さらに「譲歩してから否定する」「対立を示してから戻す」など、話の流れをつくるシンプルな型が示されていて、会話の迷子になりにくくなります。 この本は、話し方を上達させたいというより、「相手にちゃんと届く形に整えたい」と感じている人に向いています。私自身、感覚だけで話して空回りしていた場面を思い出しながら読んだのですが、構造をひとつ理解するたびに、少しだけ言葉の通り道が見えるようになりました。今の伝え方にどこか不安がある人に、静かに効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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