
だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)
齋藤 孝
KADOKAWA
この本について
読書感想文って、読み終わったあとに「で、何を書けばいいんだ…」と固まってしまう瞬間がありますよね。僕も長くそこでつまずいてきました。読む前は少しワクワクしていたのに、いざ書こうとすると、心が動いた瞬間の温度がどこかへ消えてしまう。あの感じ、すごくよく分かります。 この本が効くのは、その“消えていく感覚”をどうつかまえるかを具体的に教えてくれるところなんです。読み終わってからまとめようとするのではなく、読んだ瞬間の心の揺れをその場で拾うこと。さらに「読む前と読んだ後で、自分のどこが変わったか」という視点で比べること。たったこれだけで、無理に言葉をひねり出す時間がだいぶ減りました。そして、誰かに話すように感想を組み立てるという提案も、実際にやってみると意外と効きます。文章の前に、まず口に出してみるだけで、自分の中の整理が一気に進むんですよね。 感想文を書く技術というより、自分の気持ちをどう扱えばいいかの本に近いので、「毎回同じような感想になってしまう」とか「何も感じていないわけじゃないのに書けない」という人には特に刺さると思います。自分の経験と、読んだ本をどうつなげるか。その距離の縮め方が、かなり実践的に書かれています。 僕自身、感想を書くのが苦手なときほど心の動きを軽く見ていた気がします。この本は、その“小さな動き”をちゃんと拾えば、誰でも文章にできると教えてくれました。読書を深く味わいたい人にとって、ちょうどいい相棒になる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
読書の順序
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