
安達としまむら3 (電撃文庫)
入間 人間、のん
KADOKAWA / 2014-08-09
累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間25分
star総合評価 45/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 83%
この本について
最近、昔のものを手放しすぎたかもしれない…とか、気づけば積み重ねてきたはずの時間をうまく思い出せない…みたいな感覚にふと襲われることがあります。忙しさに流されていると、過去と現在がうまくつながらなくて「じゃあ今の自分って何でできてるんだろう」と立ち止まりたくなる瞬間があるんですよね。 『安達としまむら3』の抜粋を読んで、まさにそこにざわっと反応した人は多いはずです。黄ばんだ本体の表面を見て自分の時間をふと思い出してしまう感じや、約束そのものより「守れない」のではなく「できない」ことが悲しい、というしまむらの感覚は、きれいごとじゃない日常の揺れをそのまま置いてくれます。読んでいて、こちらの心のどこかに放置していた段ボールを勝手に開けられたような気分になります。 この巻が効いてくるのは、過去が空白に見えるときに「それでも今の自分は確かに積み上がってきた」と静かに思い出させてくれるところと、人との距離感をうまく言葉にできないときに、安達としまむらのぎこちないやりとりがヒントになるところだと思います。大げさに人生を変えるようなタイプの本ではないけれど、気持ちの澱を一度かき混ぜてくれる力があります。 ものごとの思い出し方に自信がない人や、「今の自分が何でできているのか」を探している人には特に刺さるはずです。
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出版社による紹介
2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。 「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」 「ないですけど」 「ないなら、14日に、遊ぼうという……」 鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。 「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」 2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。
読んだ内容を、もう忘れない。
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