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神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)

神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)

スピノザ and 吉田 量彦

累計読者数7
平均ハイライト数 15.7件/人
推定読了時間 約8時間7分
star総合評価 62/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 64%

この本について

仕事でも日常でも、周りの意見に振り回されて「これって本当に自分の考えなんだろうか」と不安になることがあります。順調な時は強気でいられるのに、ひとたびトラブルが起きると人の言葉を全部拾ってしまう、あの感じです。スピノザが描く人間像はまさにそこに触れていて、読んでいると自分の反応パターンをそのまま見せられているようでした。 この本が面白いのは、宗教論や古典的な話に見えて、結局は「恐怖に支配されると人はどう思考を失うか」「なぜ他人の断言に依存してしまうのか」といった、現代の私たちにもそのまま当てはまる部分を丁寧に解いていくところです。物事を自分の頭で判断する自由が国の安定をも左右する、という主張は大げさに見えるかもしれませんが、日常レベルでも、思考の自由を手放すと途端に世界が不安定に見え始める、という感覚に近いと思います。 宗教的記述の読み解き方や、人々が「奇跡」を求める心理の構造など、具体的な例が多いので、抽象論というよりは「なぜ人はこう反応するのか」を一緒に観察しているような読書体験でした。自分の判断軸を持ちたい人、雰囲気で流されがちな状況に疲れている人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『エチカ』と並ぶスピノザの代表作、ついに新訳なる。破門と禁書で封じられた危険な哲学者スピノザの“過激な”政治哲学!「国家は自由のためにある」
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