
東大生が書いた 議論する力を鍛えるディスカッションノート―「2ステージ、6ポジション」でつかむ「話し合い」の新発想! 「東大生が書いたノート」シリーズ
吉田 雅裕 and 東大ケーススタディ研究会
東洋経済新報社 / 201412
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この本について
議論の場で、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」と思うことがよくあります。ロジックに強い人がひとり暴走したり、沈黙が続いて場が固まったり、誰も反対していないのに結論だけが勝手に決まっていったり。自分もそこに居合わせながら、どう立ち回ればいいのか分からないまま終わることが多いんですよね。 この本が面白いのは、議論を“上手い人・下手な人”みたいな雑なくくりでは扱わず、役割や立場の違いを細かく切り分けて「何が起きているのか」を見える形にしてくれるところです。たとえば、ロジックに強い人への声のかけ方や、沈黙している人をどう巻き込むか、エディターがどれだけ議論の流れを握っているかなど、場でよく起きる現象を丁寧に言語化してくれます。また、発散と収束のポジションがどう噛み合うと建設的な議論になるのか、時間制約の中で合意に向かうためのリアルな工夫も扱っていて、「そうそう、こういう説明がほしかった」と何度もうなずきました。 議論のたびに「貢献したいのに立ち位置が分からない」と感じている人には特に刺さると思います。抽象的なスキル論ではなく、現場で役に立つ“具体的な振る舞い”の説明が多いので、次の会議で試したくなるはずです。
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