
続手帳鼎談 手帳術のゆくえ
高畑正幸, 舘神龍彦, and 納富廉邦
明日香出版社 / 2024-10-11
この本について
予定やタスクは全部スマホに入っているのに、なんとなく「管理できている気がしない」とか、「終わったことが跡形もなく消えていくのがさみしい」と感じること、ありませんか。紙に戻りたいわけではないけれど、デジタルだけだと自分の時間の“全体”がつかみにくい。そんなモヤモヤを抱える瞬間って意外と多いなと思います。 『続手帳鼎談 手帳術のゆくえ』は、そのモヤモヤを無理に解決しようとしないところが逆に効いてきます。手帳とデジタルの「どちらが正しいか」ではなく、そもそも両者が得意とする範囲が全然違うという話が、具体例を通してスッと腑に落ちるんです。たとえば、胸ポケットや手首を“限られた不動産”として考える視点は、単なる文具談義ではなく、自分がどこに何を置くと快適かを見直すきっかけになります。また、手帳が自由になる背景にフリクションの登場があったという指摘は、書き方の迷いそのものを軽くしてくれる感覚がありました。さらに、デジタルならではの「変更と共有の強さ」や、紙でしか得られない“全体と細部の同時存在”といった話が、今の自分の作業環境をどう組むかを考えるヒントになります。 特に、タスクが消えていくことに物足りなさを感じる人や、紙とデジタルの落としどころにずっと迷っている人にはしっくり来る本だと思います。肩の力を抜きながら、自分の使い方をもう一度ていねいに組み立てたい、そんなタイミングの人に刺さります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの54%が集中しています。
読書の順序
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