
「生存者」と呼ばれる子どもたち 児童虐待を生き抜いて 角川書店単行本
宮田 雄吾
累計読者数3
平均ハイライト数 12.3件/人
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 68%
この本について
子どもの虐待のニュースを見るたびに、あれほど深刻な状況になるまで誰も気づけなかったのはなぜなんだろう、と胸の奥がざわつくことがあります。自分に何ができるのか分からないまま、ただモヤモヤだけが残る感じです。 この本を読んで一番揺さぶられたのは、虐待が「外から見えにくいまま進行していくプロセス」が具体的に描かれているところでした。薬物依存のように行為がエスカレートしていく仕組みや、子どもが痛みを感じないほどの解離状態に追い込まれる理由、そして保護された後でさえ治療の手が届きにくい現実。数字もリアルで、十人に一人の母親が叩く・放っておくと答えているという調査は、想像よりずっと「身近」に問題があることを突きつけてきます。 同時に、世代間連鎖の話で「でも六〜七割は連鎖を断ち切っている」という事実が出てきたとき、小さく息をつけるような感覚もありました。絶望だけを語る本ではなく、どう子どもに寄り添うか、どんな言葉なら子どもが少しだけ安全だと思えるのか、といった現場の温度も丁寧に描かれています。 自分の身近な世界と虐待がどうつながっているのかを知りたい人、そして「見えない痛み」がどう生まれるのかを理解したい人にとって、静かに刺さる一冊だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




