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社会学入門-人間と社会の未来 (岩波新書)

社会学入門-人間と社会の未来 (岩波新書)

見田 宗介

累計読者数7
平均ハイライト数 13.4件/人
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%

この本について

最近、人間関係や仕事で起きていることを「どの視点から見ればいいのか分からない」と感じる場面が多いなと思います。専門知識を足してみても、どうにも腑に落ちない。自分の悩みが、ひとつの領域では説明しきれない感じがあるんですよね。 『社会学入門』は、そのモヤモヤに真正面から付き合ってくれる本でした。抜粋にもありますが、現代の問題って、経済や政治や文化を横断しないと捉えられないものばかりで、だからこそ「自分にとってほんとうに大切な問い」に誠実であることが出発点になる、と書かれています。視点を増やすためのテクニック本ではなく、そもそも何を見つめるべきかを問い直してくれる感じです。 読んでいて特に刺さったのは「人間は関係として存在している」という捉え方でした。自分の悩みを“自分の中の問題”として処理しようとすると行き詰まるけれど、関係の中で起きていることとして眺め直すと、意外と動かせる部分が見えてくる。その発想自体が、日常のつまずきを少しだけ軽くしてくれます。また、問題意識だけは禁欲してはいけない、という言い回しも、忙しさに流されがちな自分には小さな救いでした。 「自分が抱えている問題の輪郭が、実はもっと大きな構造とつながっている気がする」と感じている人には、とても静かに効く本です。自分の問いを無理に小さくしなくていいと思わせてくれます。

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