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インフレとデフレ (講談社学術文庫)

インフレとデフレ (講談社学術文庫)

岩田規久男

講談社 / 2012-04-10

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約4時間5分
star総合評価 49/100
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この本について

物価が上がったり下がったりするニュースを見ても、「結局、自分の生活とどう関係あるのか分からないまま不安だけが残る」という感覚、けっこうあると思います。僕自身、景気の話を聞くたびに、なぜ企業が急にものを作らなくなったり、人が財布のひもを固くするのか、その背後の仕組みがつかめずにモヤモヤしていました。 岩田規久男さんの『インフレとデフレ』は、そのモヤモヤを日常の感覚に近いところまで引き下ろして説明してくれます。たとえば、デフレの悪循環が「在庫が思ったより残る → 生産を減らす → 雇用が減る → さらに買われなくなる」という、どの会社でも起こり得る現実的な流れとして描かれていて、経済ニュースが急に自分ごとになります。また、マネタリストとケインジアンの考え方の違いも、どちらが正しいという押し付けではなく、なぜ議論が割れるのかという“途中の論理”に寄り添ってくれるので、理解の取っかかりが見つかりやすいです。さらに、インフレが「誰かの得と誰かの損が同時に起きる現象」であるという視点は、貯蓄や投資をどう考えるかにも現実的なヒントをくれました。 経済の話に苦手機質だけど、日々の仕事や生活の背景にある仕組みを自分の言葉でつかみたい人にはかなり刺さる一冊だと思います。僕も読み終えてから、景気の話題に触れた時の“距離感”が少し変わりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界恐慌、ドイツ・ハイパーインフレ、昭和恐慌、リーマン・ショック……。本書は歴史的検討に基づいて二つの悪夢、インフレとデフレの発生メカニズムを解明し、そのコントロール法を考える。インフレ目標政策とは何か? 1990年代以降の経済理論の新知見と長期化する日本デフレを踏まえて新章を書き下ろし。格好の経済学入門にして提言の書。(講談社学術文庫)
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