
星占いマルジナリア impress QuickBooks
石井 ゆかり
この本について
最近、「今日はなんのための一日だったんだろう」と思いながら寝る日が続いていて、時間の流れに置いていかれている感じがありました。いい日か悪い日かで切り分けようとするほど、余計に自分のペースが見えなくなるんですよね。そんなときに手元にあったのが、この『星占いマルジナリア』でした。占いの本というより、「時間の捉え方の修理」をしてくれる本に近いです。 読んだ中で特に刺さったのは、毎日を「意味のある日」として受けとめる、という視点でした。未来の幸せのための通過点として今日を扱うんじゃなくて、今日そのものに意味があると考えてみる。これだけで、同じ24時間でも呼吸の仕方が変わりました。また、外側と内側を切り分けすぎると生命力を失う、という話も現実的で、仕事で「自分の感情は管理できるはず」と思い込みすぎていた自分には響きました。 そして、本書が星座の性質を語るときも、神秘的に持ち上げるのではなく、「こういう傾向があるかもしれないよ」くらいの距離感で書かれています。牡牛座の“長く味わい続けたい”感覚や、射手座の“極端なシフト”、水瓶座の“自由や対等性が必須”といった描写も、誰かを決めつけるというより、自分の中の無自覚なクセをそっと照らす灯りのようでした。 占いが好きじゃなくても、「自分の時間の感覚がうまくつかめていない人」には静かに効くと思います。私にとっては、日々のざわざわを少し整理できる、本棚の端に置いておきたい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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