
自分からどんどん勉強する子になる方法
杉渕 鐵良
すばる舎 / 2015-02-22
この本について
子どもの勉強を見ていると、「なんで昨日できたことが今日はできないんだろう」とか、「そもそも机に向かうまでが遠い…」みたいな、小さなモヤモヤが積もっていきますよね。自分も同じで、つい“やらせる側”の視点に寄ってしまって、子どもの心の余白まで見られなくなることがあります。 この本が刺さるのは、まさにその視点をゆっくりひっくり返してくれるところでした。たとえば、勉強に向かえるかどうかは“心の安定感があるか”から始まるという話。机に座らない原因を根性や性格に求める前に、まずその土台を見るだけで、親の構え方がかなり変わります。さらに、勉強は長時間よりも「1分でもいいから集中できたか」で決まるという考え方も、肩の力が抜けました。毎日少しだけ同じ問題を繰り返して、できた感覚を積み上げる。このシンプルさが、子どもにとっても親にとっても救いになります。 そして個人的に一番現実的だと思ったのが、「親も一緒にやる」という姿勢です。横で監督するのではなく、文字どおり手を動かして一緒に取り組む。これを読むまでは“理想論かな”と思っていたのですが、実際にやってみると、子どもの表情がまったく違いました。やらされている感が消えて、少しずつ「もっとやりたい」に変わる瞬間があります。 子どもの“やる気スイッチ”を探すことに疲れてきた人に、静かに効いてくる本だと思います。親が頑張りすぎず、でも一緒に前に進むための現実的なヒントがほしい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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