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新しい事例検討法PCAGIP入門 パーソン・センタード・アプローチの視点から

新しい事例検討法PCAGIP入門 パーソン・センタード・アプローチの視点から

村山正治、中田行重

累計読者数4
平均ハイライト数 11件/人
star総合評価 34/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

対人援助の仕事をしていると、事例検討の場で妙に力が入ってしまったり、批判されるんじゃないかと身構えたりしませんか。僕自身、事例を持ち込むたびに「結局うまくできていない自分の粗探しになるのでは…」という不安がつきまとっていました。 この本で紹介されるPCAGIP法は、そうした重たい空気をひっくり返してくれる方法でした。まず、場の安全感を徹底的に守ること。批判しない、結論を急がないというルールがあるだけで、事例提供者が「提出してよかった」と思える空気が生まれます。そして、参加者がリサーチ・パートナーとして関わり、質問を通じて一緒にストーリーをつくっていくので、本人の中に眠っていた資源が自然と出てくる。気づけば、解決策を誰かから教わるのではなく、自分で扱える感覚が育っているんですよね。 特に、「たくさんの可能性が見えるだけで、結論はなくていい」という姿勢は、事例検討を“訓練”ではなく“成長のプロセス”として捉え直す助けになります。うまくいかないケースを抱えているときこそ、この余白のある進め方が効いてくると感じました。 自分の支援の役割を見失いかけている人、事例検討が苦手な人には、とても静かに効く一冊だと思います。

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