
【新訳】リーダーシップとマネジメントの違い DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
ジョン・P・コッター and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
ダイヤモンド社 / 2015-04-06
この本について
仕事をしていると、「自分はいま、リーダーとして動くべきなのか、それともマネジャーとして役割を果たすべきなのか」がごちゃっとしてくる瞬間があると思います。どちらも大事なのは分かっているのに、日々の業務に追われていると境界があいまいになっていくんですよね。私もずっとこのモヤモヤを抱えたまま、気づけばどちらの役割も中途半端になっている時期がありました。 この本が効いたのは、「リーダーシップは変化に対処し、マネジメントは複雑さに対処する」という、役割の根っこをはっきり言語化してくれたことです。抽象論ではなく、方向性をつくる動きは帰納的で、計画を立てる動きは演繹的といった、手触りのある説明が続くので、自分の行動を具体的に振り返りやすいんです。さらに、組織の中でリーダーシップを再生産するには、公式な仕組みよりもインフォーマルなつながりをどう育てるかが重要だという視点も、現場のリアルに近くて腑に落ちました。 強いリーダーになるか、優れたマネジャーになるか、どちらが正解かを決めつけないところも安心できます。自分の得意・不得意を前提にしながら、両者のバランスをどう設計していくかに目を向けられるので、「どっちも完璧にできないとダメなのか」というプレッシャーから少し離れられました。 チームの変化に向き合いながら、自分の役割に迷いがちな人に刺さる一冊だと思います。
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