
TSUTAYAの謎
川島 蓉子
日経BP / 2015-04-29
この本について
仕事でも趣味でも、「効率よくやらなきゃ」と思うほど視野が固まり、気づけばお客さんの姿が見えなくなることがありませんか。自分もよくあります。数字を追いながら、そもそも何を作りたいのか、どんな体験を届けたいのかが抜け落ちていくあの感じです。 『TSUTAYAの謎』は、そのモヤモヤを少しゆるめてくれる本でした。読者の多くが抜粋していたのは、「プロダクトアウトでつくる」「リアル店舗をメディア化する」「生活提案を売る」という姿勢に関わる部分。増田さんは、マーケットインの発想よりも、自分が本当に良いと思えるものを徹底して形にする。そのうえで、人が歩く時間や気分まで含めて設計する。読みながら、自分の仕事の軸がどれだけ外からの都合に飲み込まれていたかに気づかされました。特に、「効率を求めたら効率は実現できない」という言葉は、急ぎすぎていた思考にブレーキをかけてくれます。 とはいえ、この本はビジネスの成功談というより、リアルな模索の記録に近いです。企画とは誰かの理解の外側に踏み出すことだとか、業界の常識はお客さんに関係ないとか、当たり前のようでいて実践が難しい視点がゆっくり積み重なっていきます。そこが、読者が強く保存した部分でもあるのだと思います。 「答えがないまま販促だけ強化してしまう」「自分の軸がどこにあるか見失いがち」。そんな人に特に刺さる本です。自分の働き方を見直すきっかけとして、とても静かに効いてきました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





