
探検家の憂鬱 (文春文庫)
角幡唯介
文藝春秋 / 2015-05-10
累計読者数3
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 43/100
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この本について
仕事でも生活でも、「これをやった先に何があるんだろう」とか「頑張っているつもりなのに、どこか空虚だな」と感じることがあって、そんな時に自分の行動そのものの意味を考え直したくなる瞬間があります。私もそうで、動けば動くほど混沌が増すような時期に、この本を読んでだいぶ救われました。 角幡さんの探検記は“冒険は特別な人の話”というより、“行為と意味がズレていく怖さ”をそのまま描いてくれます。たとえば、表現する側に回ると、純粋な行動が物語に侵食されてしまうという指摘は、SNSの発信に悩む人にもかなり刺さるはずです。また、人生の大事なタイミングって、完璧に条件がそろうわけじゃなくて、どこかで一か八かの決断を迫られるという話も、妙に生活に引き寄せられます。探検家だけの問題じゃなくて、転職でも恋愛でも、同じ構造に巻き込まれている感じがします。 それから、孤独や将来の見えなさをどう抱えるかという部分も正直で、強がらない語り方にかなり救われました。行為の意味を外側ではなく内側から確かめたい人や、何かを続ける理由が揺らぎやすい人には、とても相性がいい一冊だと思います。
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出版社による紹介
「生のぎりぎりの淵をのぞき見ても、もっと行けたんじゃないかと思ってしまう」 探検家にしてノンフィクション作家の角幡唯介が、みずからの性とジレンマを描き尽くす。 冒険とは何なのか。 生きるとはどういうことか。 自分はいったい何者なのか。 極限状況において、自らに問い続けた果てに、しぼりだされた珠玉のことば。 いま最も期待される探検家、はじめてのエッセイ。
目次
探検家の憂鬱 スパイでも革命家でもなくて探検家になったわけ 行為と表現 震災 雪崩に遭うということ 富士山登頂記 北極点、幻の場所 グッバイ・バルーン 極地探検家の下半身事情
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