
ソーシャル・キャピタル入門 孤立から絆へ (中公新書)
稲葉陽二
累計読者数9
平均ハイライト数 36.3件/人
推定読了時間 約3時間58分
star総合評価 74/100
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この本について
人と接していて、どうしてか情報が回ってこないとか、同じメンバーと話してばかりで視野が狭くなっている気がする、そんな感覚ってありませんか。自分の力不足というより、そもそも置かれている“つながり方”が偏っているだけかもしれません。 この本は、人間関係を「信頼」「互酬性」「ネットワーク」という要素で説明しつつ、閉じた関係と開いた関係がそれぞれどんな働きをするのかを丁寧に示してくれます。仲の良いグループにいると安心できる反面、新しい情報が入らないこともあるし、逆に異なる背景の人とつながることで、意図せずチャンスが生まれることもある。そのあたりを生活の具体場面で理解できるのがありがたいところです。また、好意や助け合いが「お金に換えられない」からこそ価値がある、という視点も、日々の人付き合いのモヤモヤを少し楽にしてくれます。 仕事でも生活でも、どんなネットワークのどこに自分を置くかで動き方が変わる。そんな当たり前だけど見落としがちなポイントを、必要以上に持ち上げず、だけど腑に落ちる形で整理してくれます。コミュニティとの距離感に迷っている人に静かに刺さる本です。
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出版社による紹介
東日本大震災のさい、人々は互いに譲り合い、整然と行動した。自分を犠牲にしてでも弱い者を救った。これは、決して見返りを期待しての行動ではなく、絆や他者への信頼、思いやりの表れであった。このような絆や互酬性の規範をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という。ふだんは目に見えない、しかし、教育や健康等に大切な役割を果たしている社会関係資本をどう育み、活かすのか。第一人者が理論と実践を紹介する。
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