
株で勝つ! 会社四季報超活用法
会社四季報編集部
東洋経済新報社 / 2015-06-25
この本について
株を触っていると、「決算が良いはずなのに株価が動かない」「チャートのサインを見ても、結局どこを信じればいいのか分からない」といったモヤモヤがつきまといます。数字もニュースも追っているつもりなのに、判断の軸がブレる瞬間ってありますよね。僕もずっとそこでもがいていました。 この本が面白いのは、四季報の読み方に「何を見ると“判断の質”が上がるのか」が具体的に書かれているところです。たとえば、純利益の赤字でも過去の膿を出し切った前向きなものかどうか、減損処理がその後の損益にどう効いてくるのか、という“数字の裏側の意味”を教えてくれます。また、航空業界のように四半期ごとの季節性が強い業種は利益の出方が偏る、という業界特性の扱い方も、実際の銘柄選びで想像以上に役立ちました。さらに、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを「単なるサイン」ではなく、業績や材料とどう組み合わせて解釈するかまで踏み込んでくれるので、値動きに振り回される感じが減ります。 読みながら感じたのは、四季報って“全部読もう”とするより、いくつかの視点を持って拾い読みするだけでも判断のブレが小さくなるということでした。特に、キャッシュフローや設備投資、メインバンクなど、数字以外の情報をどう効かせるかを言語化してくれているのがありがたいです。 地道に銘柄を見る力をつけたい人、テクニカルもファンダメンタルも“つながって見えない”と感じている人には、しっくり来る一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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