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ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル (講談社選書メチエ)

ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル (講談社選書メチエ)

村岡晋一

講談社 / 2012-08-10

累計読者数3
平均ハイライト数 24.3件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 60/100
menu_book精読型
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この本について

仕事でも日常でも、自分で考えるしかないとわかってはいるのに、どこかで「正しい答え」を外に求めてしまう瞬間ってありますよね。責任を負うのが怖いというより、どこまでが自分の判断で、どこからが時代や環境に流されているだけなのか、その境界がつかみにくい。僕もそこでもやもやすることが多いです。 この本を読んで印象に残ったのは、哲学者たちが「人間が自分の理性で立つとはどういうことか」を、歴史や社会のなかで徹底的に考え抜いている姿でした。フランス革命を“成功か失敗か”よりも、「人間が未成年状態から抜け出した事実」として捉える視点は、行為の評価軸をひっくり返してくれます。また、絶対的な視点を持ち込まず、あくまで有限な人間としてものを考えるという態度は、僕らが仕事で判断に迷うときにもそのまま効く感覚があります。さらに、フーコーが語る「自分たちの時代を自分で名づける」という話は、環境にただ反応するのでなく、いまの自分の立ち位置を言葉にする重要性を教えてくれました。 派手な結論があるわけではないですが、思考の足場を丁寧につくる本です。「今いる場所からどう考えればいいのか」にしんどさを感じている人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「いま」「ここで」、〈それでよい〉と語る勇気。近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の四人の代表的哲学者。彼らの思想の核心には、歴史の「これから」におのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。先達の思想を受け継ぎ、かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、これまでになく平易かつ明快に解説する。(講談社選書メチエ)
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