
インテル 世界で最も重要な会社の産業史 (文春e-book)
マイケル・マローン and 土方奈美・訳
文藝春秋 / 2015-09-10
この本について
仕事でも自分の生活でも、「成長し続けることって本当に可能なんだろうか」と立ち止まる瞬間があります。成功したはずなのに手応えが薄かったり、逆に失敗ばかりが気になったり。僕自身、このあたりのモヤモヤはずっと消えませんでした。 この本が面白いのは、インテルという巨大企業の歴史を読むことで、成長の正体が案外もっと地に足のついたものだと分かるところです。彼らが特別だったのは天才だったからではなく、成功も失敗もぜんぶ学習材料にした点で、むしろ「迷いながら前に進む姿」に親近感すら覚えます。また、ムーアの法則に代表されるように、変化を予測し、そこに合わせて準備するだけで会社の命運が変わるという視点は、個人の働き方にもかなり応用がききます。新しいビルが建つと危ない、といったシリコンバレーの空気感まで含めて、浮かれた瞬間に足元が崩れるリアルさも刺さりました。 さらに、急成長を「管理する力」がどれほど特殊で、どれほど人と組織を揺さぶるか。これは小さなチームでも実感があるはずで、規律をどう保つかという話が妙に生々しいんです。恐怖を力に変えるグローブの話も、強がりながらなんとか仕事を回している人ならきっと共感します。 技術の歴史本というより、「成長に振り回されがちな人が、どうやって足場をつくるか」を学べる一冊です。特に、変化のスピードに置いていかれそうな感覚を抱いている人にはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




