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インテル 世界で最も重要な会社の産業史 (文春e-book)

インテル 世界で最も重要な会社の産業史 (文春e-book)

マイケル・マローン and 土方奈美・訳

文藝春秋 / 2015-09-10

累計読者数4
平均ハイライト数 12.8件/人
推定読了時間 約9時間19分
star総合評価 50/100
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この本について

仕事でも自分の生活でも、「成長し続けることって本当に可能なんだろうか」と立ち止まる瞬間があります。成功したはずなのに手応えが薄かったり、逆に失敗ばかりが気になったり。僕自身、このあたりのモヤモヤはずっと消えませんでした。 この本が面白いのは、インテルという巨大企業の歴史を読むことで、成長の正体が案外もっと地に足のついたものだと分かるところです。彼らが特別だったのは天才だったからではなく、成功も失敗もぜんぶ学習材料にした点で、むしろ「迷いながら前に進む姿」に親近感すら覚えます。また、ムーアの法則に代表されるように、変化を予測し、そこに合わせて準備するだけで会社の命運が変わるという視点は、個人の働き方にもかなり応用がききます。新しいビルが建つと危ない、といったシリコンバレーの空気感まで含めて、浮かれた瞬間に足元が崩れるリアルさも刺さりました。 さらに、急成長を「管理する力」がどれほど特殊で、どれほど人と組織を揺さぶるか。これは小さなチームでも実感があるはずで、規律をどう保つかという話が妙に生々しいんです。恐怖を力に変えるグローブの話も、強がりながらなんとか仕事を回している人ならきっと共感します。 技術の歴史本というより、「成長に振り回されがちな人が、どうやって足場をつくるか」を学べる一冊です。特に、変化のスピードに置いていかれそうな感覚を抱いている人にはかなり刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「半導体の集積密度は18〜24ヶ月で倍増する」つまり「コンピュータの処理能力は指数関数的に向上していく」、1965年、インテルの創業者であるゴードン・ムーア博士が発表した論文に書かれていた半導体の能力に関する洞察は、「ムーアの法則」として、今日にいたるまで、情報産業にかかわるものが、逃れらない法則となった。 その法則を生み出した「世界で最も重要な会社「インテル」の産業史である。 ムーアの法則」の誕生のみならず、本書を読む読者が切実に感じるのは、今自分が努めている会社、業界のすべてに通ずる共通のテーマが、鮮烈なエピソードをもって書かれている点だ。 すなわち、「技術力か営業力か宣伝力か」という問題。 あるいは「才能か努力か」 あるいは、「継承か革新か」 あるいは「模倣か創造か」 本書の中には、コンピュータの心臓部であるマイクロプロセッサ(CPU)を世界で初めインテルとともに開発した日本の電卓メーカーが、最後の最後で社長の判断から契約をキャンセル、結果的には、CPUの知的財産権を逃すという「史上最悪の経営判断」をしてしまう話や、あるいは、モトローラに劣るチップをインテルが営業力でもってシェアを逆転する様など、私たちの今日のビジネスの日々の判断に通じる血わき肉おどるエピソードが満載されている。 著者はアメリカの新聞で初めてシリコンバレー担当をおいたサンノゼマーキュリーニュースで最初のシリコン・バレー担当となった記者。1970年代から今日まで、その有為転変を追い続けてきた
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