
京大の筋肉
森谷敏夫
累計読者数3
平均ハイライト数 76.3件/人
star総合評価 69/100
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この本について
運動しなきゃと思いつつ、仕事で疲れて帰ってくると結局そのまま座りっぱなし。食事もなんとなく偏っていて、何が正解なのかよくわからないまま時間だけ過ぎていく。僕も同じで、「結局どこから直せばいいのか…」とずっと迷っていました。 『京大の筋肉』を読んで腑に落ちたのは、難しい理屈ではなく、生活の“どこが詰まっているか”を具体的に示してくれるところです。たとえば、運動は時間の長さよりも強度が重要だとか、座りっぱなしにしてしまえばどれだけ頑張って運動しても効果が消えるとか、耳が痛いけれど現実的な話ばかりです。さらに、タンパク質は三食に分けて摂らないと筋肉が使えない、膵臓への負担を減らすには筋肉を維持するしかない、といった日々の選択に直結する視点が多くて、読んでいて行動のイメージが湧きました。 面白いのは、運動が筋肉だけでなく脳にも効くという点です。海馬の容積が増えるとか、自律神経が整って精神的な負荷が軽くなるとか、ちょっと信じ難い話もありますが、抜粋を読む限り「なぜか調子が悪い」の理由のひとつが“動かなさすぎ”なのは、たしかに思い当たります。僕自身も仕事で煮詰まったときに軽く動くと頭が戻るので、妙に納得してしまいました。 あれこれ頑張る前に、まず「動く/動かないの白黒思考」をやめて、できる範囲で強度と頻度を調整する。そんなシンプルな方向に気持ちを整えたい人に刺さる本だと思います。
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