
現場からオフィスまで、全社で展開する トヨタの自工程完結―――リーダーになる人の仕事の進め方
佐々木 眞一
この本について
仕事の目的は分かっているつもりなのに、いざ取りかかると手順が曖昧で迷ったり、情報を集めすぎて判断が遅れたり……。僕自身も「なんでこんなに時間がかかるんだろう」とモヤモヤすることがよくあります。結局、やり直しや擦り合わせが発生して、終わったころにはぐったりしてしまうあの感じ、共通の悩みなんじゃないでしょうか。 この本が効くのは、「ちゃんとやるって結局どういう状態なのか」を具体的に定義してくれるところです。目的とアウトプットイメージが曖昧なまま進めると、どれだけ真面目に働いても部分最適に流れてしまう。その一方で、工程を細かく洗い出してみると、実は八割は毎回同じことを繰り返しているだけだったりする。だからこそ、一度“自分の工程”を見える形にしておくと、判断も作業も揺れなくなるんだと気づかされます。そして、情報共有が弱い組織ほど「二分で聞けることを二時間調べる」ような無駄が生まれがちで、そこに手を入れるだけでも仕事の負荷はかなり変わっていきます。 個人的にいちばん刺さったのは、「チームワークとは助け合いではなく、人の努力を無駄にしないこと」という視点でした。誰かの“気遣い作業”を減らすだけで、チームのストレスがごっそり消える。これは現場だけの話ではなく、資料作成や会議の段取りのようなスタッフワークにもそのまま当てはまります。 自分の仕事がなぜ回らないのかを、気合いではなく仕組みで見直したい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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