
ボールド 突き抜ける力 超ド級の成長と富を手に入れ、世界を変える方法
ピーター H ディアマンディス、スティーブン コトラー、土方 奈美
この本について
仕事で大きな判断をするときほど、視野が狭くなって「今の延長線で考えるしかないんじゃないか」と不安になることがあります。挑戦したい気持ちはあるのに、リスクをどう扱えばいいか分からないまま立ち止まってしまう。僕も同じで、特に新しいことを始める時期ほど、未来の不確実さに振り回されがちです。 この本が面白いのは、「ムーンショットを打て」という派手な話よりも、その裏側にある“現実的な思考と設計”が丁寧に描かれているところです。たとえば、技術の成長は線形じゃなく指数的に進むから、今の延長で未来を測るとほぼ確実に読み違えるという話。あるいは、目的と価値観が揃ったときにだけ大きな目標が本当の力を持つという指摘。さらに、Google X の「データなければ死を」のように、野心的な挑戦ほど測定可能なプロセスに落とす必要があるという考え方も、日々の仕事にそのまま持ち込めます。 読んでいて一番現実味があったのは、優れた起業家ほどリスクを避けようとするというところでした。大胆に見える挑戦の裏で、脱出ルートをきちんと用意しておく。これは会社員でもフリーでも外れなく効きますし、「前のめりに失敗する」ための安全網をどう作るか、という発想にもつながります。 自分のやりたいことがぼんやりしつつも、もう少し遠くを見据えて動きたい人に刺さる本だと思います。未来を大げさに語るのではなく、どうやってそこに向けて手を動かすかを考えるための一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
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