
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
ダニエル・ピンク and 大前研一
講談社 / 2015-11-19
この本について
仕事でも日常でも、「やらなきゃいけないこと」に追われていると、どこか心が置いていかれる感じがしませんか。気合いを入れても続かないし、褒められてもうれしさが長続きしない。自分のやる気って、どこにあるんだろう…と手触りのないまま迷ってしまうことがあります。 『モチベーション3.0』を読んで腑に落ちたのは、「自律性・有能感・関係性」という三つの土台が欠けていると、どんなに頑張ってもモチベーションが育たないという指摘でした。たとえば、数字で管理される仕事ほど、短期的には動けても判断がゆがんだり、人間関係が荒れたりしやすいという話は、実感とリンクする人が多い気がします。また、自分で選んで進んでいる感覚があると、多少しんどい局面でも踏ん張れるし、成果が出ない期間も耐えやすくなる。その根っこにあるのが「マスタリーは心の持ち方次第」という視点で、無理な根性論ではなく、長く取り組むための姿勢を整える話として読めました。 そして意外と忘れがちなのが「目的」。自律して工夫しながら動けていても、なぜその仕事をしているのかが見えないと、途中で息切れしてしまう。逆に、納得できる目的があると、日々の細々したタスクにも意味がにじんできて、集中もしやすい。この本は、そんな“やる気のOS”を静かにアップデートしてくれる存在でした。 自分のモチベーションが外側に振り回されている気がする人に、とくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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