
散歩でマスターする犬のしつけ術: 愛犬とより強い絆を築くために (DOGGY STATION出版部)
田中雅織
この本について
犬のしつけって、正解があるようで実はケースごとに違うので、迷うことが多いですよね。とくに排泄まわりは、うまくいかないと自分の育て方が間違っているのでは…と落ち込みやすいところ。でも、この本を読んでみると、悩みの大半が「犬の自然な感覚」とズレていただけなんだと、少し肩の力が抜けました。 たとえば、犬にとってストレスは全部悪ではなく、環境に適応するための大事な反応でもあるという視点。過保護にすると逆に情緒が不安定になるケースがあるという話は、読者が抜粋していた部分でもよく保存されていて、そこで刺さる人が多いのだと思います。「守ってあげたい」と「育てたい」のバランス、たしかに迷いますよね。 排泄トレーニングのステップも、ただのノウハウではなく、犬が何を自然と気持ちよく感じるかに沿っているのが印象的でした。シートを外から家の中へ少しずつ移動させていく方法も、犬の習性を前提にしているので、読んでいる側も無理がない。寝床の近くにトイレを置かないほうがいい理由も、言われてみればその通りなのに、意外と知らないままやってしまいがちです。 しつけに「これで合ってるのかな」と不安を抱えながら進めている人にとって、この本は犬と生活する感覚をもう一度調整してくれるような位置づけです。がんばって矯正するより、犬の自然なリズムに寄り添うほうが結果的にうまくいく、という当たり前だけど忘れがちな視点を思い出させてくれます。 「愛犬のために良かれと思っていることが、ほんとうに合っているのか確認したい人」に届く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
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