
支配されちゃう人たち: 親や上司の否定的な暗示から解放される超簡単テクニック
大嶋信頼
この本について
人と話していて、相手の一言で急に自信がなくなったり、「なんでこんなに気を取られてしまうんだろう」と不思議になることがありませんか。自分の考えのはずなのに、どこか“誰かの声”っぽい。頭ではわかっていても、抜け出し方がわからないまま、同じモヤモヤに巻き込まれてしまう。僕もずっとそこに悩んでいました。 この本が面白いのは、そういう“自分の思考なのに自分のものじゃない感じ”を、かなり具体的に言語化してくれるところです。たとえば、誰かの視線や口調を思い出した瞬間に、その人の思考パターンに引っ張られていたり、相手の“愛”だと思っていたものが実はコントロールの装置になっていたり。読みながら「ああ、これ自分もやってた」と思い当たる場面がいくつも出てきました。 そして何より、著者が勧める“心よ!”と問いかけるシンプルな動作が、意外と効果的なんですよね。自分の中にある優しい声とつながる感覚が少しずつ育つと、相手の思考に巻き込まれる癖が薄れていく。頭で理解しようとするとこじれるところを、行動でほぐしていく感じです。 親や上司、パートナーの言葉に振り回されがちな人、あるいは「自分の判断がどこか信用できない」と感じやすい人には特に刺さると思います。僕自身、この本を読んでから、人との距離感をちょっと冷静に見られるようになりました。無理に変わる必要はなくて、まずは自分の“心”と話を始めてみるだけでいい。その小ささが、逆に続けられる理由かもしれません。
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