
苫米地英人大全1 成功への思考法
苫米地英人
この本について
なんとなく頭が重い日ってあります。やりたいことが分からないとか、他人の目が気になるとか、理由のはっきりしない不安に飲まれるとか。自分では考えているつもりでも、実際には「他人の情報」で頭がいっぱいになっていたりして、どこから手をつければいいのか分からなくなるんですよね。 この本が面白いのは、「思考を強くする」みたいな抽象論ではなく、脳がどう世界を認識しているかという仕組みから、モヤモヤの正体に手を伸ばしてくれるところです。たとえば、脳は臨場感の高いイメージを現実として扱うので、望む状態を具体的に思い浮かべると、そこに向けてホメオスタシスが勝手に働き出す。逆に、過去の刷り込みが強いと、自動的にネガティブな自己対話が始まり、未来が曇って見える。こういう「見えない力学」を知ると、気合いや根性ではなく、認知の向け方そのものを調整すればいいんだと分かってきます。 もうひとつ大きいのは、「やりたいことが分からない」ときの視点の切り替えです。自分の内側を掘っても答えが出ないときは、「自分が何をすれば他人が喜ぶか」を考えてみる。これは自己犠牲ではなく、脳がもともと持っている幸福の仕組みに寄り添った発想で、個人的にはかなり救われました。自分のモノサシを取り戻しながら、他者との関係性の中でゴールを設定する、というバランスがとても現実的なんです。 自分を変えたいけれど、根性論にもスピリチュアルにも寄りたくない人。そんな人には、かなりしっくり来る一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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