
ビジネスプラン・シナリオ作成術
HRInstitute、野口吉昭
かんき出版 / 2015-11-09
この本について
企画を考えていると、「なんとなく良さそうだけど、根拠が弱い」「結局どこから手をつければいいのか分からない」というモヤモヤにぶつかることがあります。僕自身、思いつきだけで突っ走っては、あとから市場の声を見て固まる…みたいな失敗を何度も繰り返してきました。 この本は、その行き当たりばったりをやさしく止めてくれる感じがあります。読者が保存していた抜粋を見ると、刺さっているのは「勘ではなく、データや現場の声で企画をつくる流れ」なんですよね。セカンダリデータから入り、必要に応じて定量・定性のリサーチに切り替え、グループインタビューやデプスで深掘りする。この一連の手順が、企画を“思いつき”から“検証済みのシナリオ”に変えてくれる。さらに、シンボリックターゲットの設定や、ベネフィット→ソリューションという整理が入ることで、「誰のための企画なのか」がようやく輪郭を持ちます。 個人的に一番効いたのは、「はじめに結論ありきの分析になっていないか」と問われるところ。自分本位で企画を作ってしまう罠は、分かっていても避けづらいものですが、この本の流れに沿うと自然と外しやすくなります。競合のベンチマーキングや、他業界から学ぶ姿勢が入ってくるのも、発想を広げてくれるポイントでした。 こんな人に刺さると思います。自分の企画が“なんとなく”で終わっていて、もう一段だけ説得力を持たせたい人。僕にとっても、その壁を越えるきっかけになった一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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