
朝型勤務がダメな理由
三島 和夫
日経ナショナル ジオグラフィック / 2016-01-26
この本について
最近、「もっと朝に強くならないといけないのかな」とか、「勤務時間が早まるだけでこんなにしんどいのは自分だけ?」みたいなモヤモヤを抱えている人、けっこう多い気がします。周りは早起きを推してくるのに、自分の体はどうもついてこない。その違和感を無視したまま走り続けるのも、なんとなく危ない気がするんですよね。 この本は、そういう“言い訳っぽく聞こえそうで言えなかった本音”に対して、かなり現実的な視点をくれます。たとえば、適正睡眠時間が体質や習慣、そして「睡眠不足に耐える力」まで含めて決まること。つまり、みんな一律に同じリズムで働ける前提こそが雑なんだろうな、と気づかされます。さらに、勤務時間をコロコロ変えることが身体にどれだけ影響するかとか、サマータイムが想像以上にメリットが薄いことなど、「なんとなく良さそう」で語られてきた制度の裏側も見えてきます。 読んでいて特に刺さったのは、長時間労働の問題は勤務時間の並べ替えでは解決しない、という指摘です。早く出社させれば残業が減る、みたいな発想って、働いている側が一番「いやそうじゃないんだよな」と感じている部分だと思うんですが、そこをしっかり言語化してくれる。自分の眠気やパフォーマンスの波が「気合い不足」ではなく、かなり理にかなった生理現象なんだとわかるだけで、少し肩の力が抜けます。 自分の生活リズムに合わない働き方を続けている気がしている人や、「朝型に合わせられない自分」を密かに責めてきた人に刺さる本です。理屈で押し切らず、でも現実からも逃げず、自分の体に対してもう少し誠実でいたいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




