
遅読家のための読書術
印南 敦史
この本について
最近、「読んだはずなのに内容が全然残っていない」とか、「読み始めても集中が切れてスマホに逃げてしまう」とか、そんな悩みをよく聞きます。正直、僕自身もずっとそのループから抜けられずにいました。読むこと自体がしんどい日が続くと、本から距離を置いてしまうんですよね。 印南敦史さんの『遅読家のための読書術』は、そういう“読むことが負担になっている人”にとって、身の丈に合うやり方を示してくれる本でした。特に刺さったのは、読書を「覚えるため」ではなく「書くため」に切り替えるという発想です。A4の紙に気になった一行だけを書き写していくと、内容を無理に抱え込まなくてよくなるので、読み進めるのがだいぶ楽になります。さらに、その中から一行だけ「これは残したい」と思えるものを選び、なぜ自分がその一行に反応したのかを短く書き添えておく。この作業のおかげで、読み終わったあとに“自分が何に動かされたのか”がはっきり見えるようになるんですよね。 もう一つよかったのは、読書のリズムを決める話。朝の10分だけ読む、ベッドの上で読んでもいい、アラームを読書用に分けてもいい。こういう現実的で無理のない提案が多くて、読書を「気合い」ではなく「生活の一部」に戻してくれます。 読むたびに内容が霧散してしまう人や、読書のペースが乱れがちな人には特に刺さると思います。大げさな変化を求めず、今の自分でも続けられる読書の形を作りたいときに、そっと背中を押してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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