
「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書)
浅羽通明
筑摩書房 / 20160208
累計読者数3
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star総合評価 69/100
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この本について
政治の話って、身近なはずなのにどこか距離があって、何をどう考えればいいのか分からないまま「自分の無力さ」だけが残ることってありますよね。デモが盛り上がっても選挙に結びつかない感じとか、正しいことを言ってるはずなのに届かない虚しさとか、ああいうモヤモヤにずっと名前がつけられないままでした。 浅羽さんの『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』は、そのモヤモヤをかなり冷静に分解してくれます。たとえば、国会前に何万人集まっても、選挙区に戻れば数十人にしかならないという指摘。あの現実を突きつけられると、情熱だけではどうにもならない局面って確かにあるよな、と素直に思わされます。また、人が「命より生活を優先してしまう」理由の描き方が妙にリアルで、綺麗ごとでは政治は動かないという、でも言われてみれば当たり前の事実が腑に落ちてきます。さらに、負けた理由をちゃんと検証しないまま次の盛り上がりに飛びついてしまう癖も、耳が痛いけれど自分の態度にも思い当たるところがありました。 この本は、特定の立場に誘導するというより、現実の力関係や人間の行動原理を踏まえて「どうしたら届くのか」を考えるための材料をくれます。感情だけでは前に進めないと分かっている人、でも諦めきれない人に刺さると思います。政治に興味があるけど、正しさだけで語ることに限界を感じている自分には、かなり実用的な読み物でした。
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出版社による紹介
反対デモが一〇万人規模に達しても勝てないリベラル。なぜか? どうすればいいのか? リベラルの急所を衝き、「勝つ」ための秘…
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