
禅とオートバイ修理技術 上 (ハヤカワ文庫NF)
ロバート M パーシグ and 五十嵐 美克
累計読者数10
平均ハイライト数 28.7件/人
推定読了時間 約7時間36分
star総合評価 68/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 37%
この本について
忙しさに追われていると、いま目の前の時間をちゃんと扱えているのか、ときどき不安になります。気づけば同じ1日を何度も繰り返しているようで、でも何を変えればいいのかまでは分からない。そんなモヤモヤを抱えているときに、この本の抜粋を保存した人の気持ちはよく分かります。 『禅とオートバイ修理技術』は、派手な答えをくれる本ではありません。むしろ「急がないこと」や「対象とうまく距離を取らないまま関わること」が、どうズレを生むのかを静かに見せてきます。たとえば、ガイド通りに物事を扱おうとするほど傍観者になってしまう感覚や、テクノロジーに心が追いつかず苛立つ理由。あるいは、未来と過去の向きが自分の思っているものと違う、という古代の時間感覚に触れて、そもそも自分の見方そのものが固定化していたことに気づかされます。どれも特別な教訓ではないのに、日常の小さな行為の質が変わるような視点ばかりです。 オートバイの整備という具体的な作業を中心にしながら、「見え方が変わると世界そのものが変わる」ことを、理屈より感覚に寄り添って描いているのがこの本の強みだと思います。作業や仕事がただの義務になってしまっている人や、日々が単調に見えてきた人には特に刺さると思います。 ゆっくり読むほど静かに効いてくるタイプの本ですが、だからこそ、いま何かを急ぎすぎていると感じている人にはちょうどいいかもしれません。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
オートバイ修理のような問題を前にすると、かなり知的な人でさえ説明書を読むことすら嫌悪し、専門家に一任してしまいたいと考える。結局彼らはテクノロジーに触れることが人間性の喪失につながると思い込んでいるのだ。だが真理はエンジンの構造にだって宿っていて、それを探るには心の落ち着きが大切なのだ...120人以上の編集者に出版を断わられた後に刊行されるや全米を席捲、今や世界500万部に達する伝説の哲学紀行。
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