
経済用語 悪魔の辞典 ニュースに惑わされる前に論破しておきたい55の言葉
上念司
イースト・プレス / 2015-09-28
この本について
ニュースを見ていると、専門家っぽい言葉が並んでいて、意味は分かったつもりなのに、いざ自分の判断となると急に自信がなくなることってありませんか。国際機関の改革だとか、インフラ投資の負担だとか、遠い世界の話に見えて、実は日常の選択にもじわじわ影響してくる。でも、そのつながりが見えないまま議論だけが先に走ってしまう感じがあって、置いていかれたような気分になることがあるんですよね。 今回の抜粋に反応した人は、おそらく「結局、この制度やニュースの“重さ”ってどれくらいなんだろう」という感覚が気になったんだと思います。ADBの融資枠拡大のような国際金融の話も、マンション修繕の不確実性のような身近なリスクの話も、共通しているのは“言葉の意味を知っただけでは判断できない”という部分です。この本が効くのは、そうしたモヤモヤに対して、経済用語の裏にあるロジックや前提を、人が会話できるレベルにまで引き下ろしてくれるところなんですよね。難しく言い換えるのではなく、「この言葉が使われている場面では、背景にこういう力学がある」という筋道を示してくれるので、ニュースの温度感がつかみやすくなる。さらに、著者の視点が割と現実的なので、過度に“すべて理解しろ”と迫ってこないのも読みやすいポイントです。 特に、ニュースの空気に流されがちだけど、自分の頭で「これは本当に大ごとなのか」を確かめたい人には刺さると思います。日々の選択や議論の場で、少しだけ足場が固まる感じがある一冊でした。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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