
危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来
ジム・ロジャーズ
日経BP / 2020-05-22
この本について
最近、ニュースを見ても経済の話を聞いても、何が本質で何がノイズなのか分からなくなる瞬間が多いです。危機が来ると言われても、結局のところ「今のうちに自分は何を知っておけばいいのか」が曖昧なまま時間だけ過ぎていく感じがあると思います。僕自身も同じで、ふと不安になっては情報を追いかけ、また分からなくなる…を繰り返していました。 ジム・ロジャーズの『危機の時代』は、そのモヤモヤを強引に晴らすタイプの本ではないのですが、「どこを見るべきか」の軸を静かに置いてくれる本でした。たとえば、危機は突然ではなく小さな兆しから始まること。だからまず“何が起きているか”を知る姿勢を持つべきだという指摘は、投資だけでなく仕事の判断にも通じる感覚でした。また、歴史の常識が短い期間でひっくり返ることや、一つの視点に依存しない情報の集め方など、今の混乱にどう向き合うかのヒントが具体的に散りばめられています。バランスシートの読み方や、国が衰退するパターンなども、日々のニュースを立体的に捉える助けになりました。 大げさに未来を断言する本ではなく、むしろ「世界は動き続ける前提で、自分はどこに目を向けるか」を考える余白がある本です。特に、視点を増やしたい人や、情報の海で迷いやすい人には、静かに効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書)
ジム・ロジャーズ、小里博栄、花輪陽子

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)
ジム・ロジャーズ and 大野 和基

100兆円の不良債権をビジネスにした男
川島 敦

21世紀の啓蒙 下:理性、科学、ヒューマニズム、進歩
スティーブン・ピンカー, 橘 明美, and 坂田 雪子

おとなの教養3 私たちは、どんな未来を生きるのか? (NHK出版新書)
池上 彰
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要